歯がぐらぐらに揺れている場合、抜いたほうがいいんですか？
もちろん基本は残したいですが、誤って誤飲や誤嚥をする可能性がある場合は、抜いた方がいいです。
ケースバイケースですので、まずは「無料歯科検診」をご利用いただき、診させてください。
そのあと治療をするかしないかは、患者様次第ですので、安心してご連絡ください。
歯がグラグラしている～歯周病の治療
「歯がグラグラしている」
「歯ぐきから出血している」
「口がくさい」
歯周病は以前、歯槽膿漏と呼ばれていました。
歯を失う原因の第１位は、歯周病です。
歯周病で、どうして歯が抜けてしまうのでしょうか？
歯周病菌の毒素が、歯を支えている骨を溶かすことで、歯が抜けてしまうのです。
また、歯周病菌は体中に影響を与えます。
実は歯周病は、歯ぐきから血が出る、歯が抜けるだけの病気だけではない怖い病気なのです。
歯周病の本当の怖さは「全身に与える影響」です
最近の研究で、歯周病の影響は口の中だけでなく、むしろ全身の与える影響の方が怖いということが分かっています。
訪問歯科を受ける方に特に関係が深いのは、下記の２つです。
歯周病の全身疾患に関わる「怖いこと」
１誤嚥性肺炎（ごえんせいはいえん）
誤って食べ物や唾液（だえき）が気管から肺に入り炎症を起こすと「誤嚥性肺炎」になります。
「誤嚥性肺炎」は、日本の死因の第4位になっています。
出典：令和４年(2022) 人口動態統計月報年計(概数）の概況
２認知症
歯を失い、噛めなくなると、認知症のリスクが２倍になるという厚生労働省のデータがあります。
また、噛む刺激で脳の血流がよくなり、脳が活性化することが最近の研究で分かってきています。
他にも糖尿病、敗血症、心筋梗塞などの心疾患、脳梗塞などのリスクも高くなります。
歯周病治療の方法
実際の歯周病治療はどのようなことをするのか？ここでは、歯周病治療の具体的な治療方法をご案内します。
- 専用の器具で歯垢（しこう：プラーク）を取り除きます。
- 歯ぐきの腫れが引いたら、水と超音波の振動で歯石を落とす「スケーラー」で歯石を取ります。
- 定期的なケアをして再発の防止をします。
